鳥取サイクルマラソン2

<スタートから>
別に急いだわけではないが、2組目20人の先頭に出てしまった。
スタート後2kmほどは道が狭く追い越し禁止という注意があったので、「自己タイム更新を狙っている人とか居るだろうから、前でフタをしては迷惑だろうなあ・・」とほどほどのペース(心拍で140)で緩い登りを進む。するとほどなく第1グループの後ろが見えてくる。どうやら招待参加のファンライド編集長殿とミスタートライアスロン氏が、みなさんのためにゆっくりペースで進んでいる模様。責任を逃れてほっと一息。そのまままったりと進む。
パレードラン?を終えて、左鋭角カーブを曲がると道も広くなりいよいよ本番。ほどほどで行くつもりだったし、M田君らにもそう告げていたが、前の人がペースを上げると習性で後に着く・・・結局メディオペースにまで強度をが上げてしまう。ただのサルである。
それでも淀江の白鳳高校交差点まではまだましだったが、そこからの坂ではもうだめ。かろうじて最初にペースを上げる人は見送ったが、まえからゆっくりと人が降ってくるので、ついついマイ”高強度”ペースを保ってしまいソリア領域に。その後も登り返しの度に強度が上がり、セカンドグループの7,8人と抜きつ(下り)、抜かれつ(登り)で進む。信号にもよく引っかかり、再加速が厳しい。
そんな馬鹿なことをやっているから、25kmほどですでに右大腿に攣り気配が。ここで我に帰りペースを落とし、練り梅を舐め、水分を多めに取る。しかしこれでまあ、今日の走りは決まったようなもの(泣)。
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36kmのチェックポイントでの休みでは、少し先行していたM山さん、しばらくして到着したM田君と休む。補給はバナナ1本、どら焼き1つ、梅干し2個、水約1.2L。M山さんの姿が見えなくなったので、どら焼きを1個ポケットに突っ込み、M田君と再出発。しばらくして長い坂を迎えたが、シッティングでトルクをかけると攣り気配が戻ってくる(きそう?)なので、ヨロヨロダンシングを基本にゆっくりと登る。下りも足を止めると乳酸除去に良くなさそうなので、トルクをかけずに回していく。幸いこの坂の他は長い坂はなく、下りと平坦で休みながら距離を稼ぐ。
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関金のチェックポイントに着いた時には、「果たして帰りつけるのだろうか?」という不安が重くのしかかる。疲労でとかではなく、とにかく足が攣り攣りになってしまうと、いくら心肺に余力があってもオシマイだから。
M田君と帰ろうと、ゆっくり休憩して待つ。補給はやはりバナナ1本、どら焼き1個(+ポケットに1個)。森田君にもしっかり休んでもらって帰途につく。スタートして1kmほどでKぶ君とすれ違う。大丈夫だろうか?
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ここからもペースはまあ、とにかく攣らないように。でもトルクでなく回転で稼ぐことのできる平坦や下りではしっかり回してスピードを保つ。途中で同じようなペースで走る方にじりじり追いつく。で、抜くとすぐに先頭交代。あ・うんの呼吸でローテーションに入り、いい感じでスピード維持。前に坂が見えたところで少し並んでお話をする。倉吉の方だそうで、やはり自走でスタート地点に来られて、自走で!帰られるとのことだった。
登りに入るとモチロンさよなら。長い直線の登りを耐えてこなす。
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帰りのチェックポイントでは、切れた梅ねりの代わりにと、梅を8個くらい食べる。そしてM田君と合流して残り36kmへスタート。ほどなくM山さん発見。登りを本当にゆっくり走っておられたので、足を攣ってしまったのか?と思ったら、アウターで筋トレ走しつつ待ってもらっていたとのことだった。ありがとうございます。
そこからはM山さんにペースを会わせていただき、M田君ともども連れて帰ってもらう状態。シッティング登りでの心拍はついに130を切る。ていうか、それ以上の強度にすると足が攣りそうで上げられない。それでもやばそうなので、その後の坂はほとんどダンシングで進む。これだと心拍を150弱まで上げられる。
むぎばんだの坂をかけ下ると、坂はあともう一つ。(赤崎から大山道路までの広域農道は、昔バイクで散々走ったからだいたい記憶しているのだ)いくつかの登り返しでは、ピークまでたどり着かずに踏めなくなると、残りの数十メートルが悲惨なので、ボトムを過ぎて失速しかけたあたりからは下持ちダンシングでごまかして登り切る。後で聞いたらM田くん、M山さんは「あーあ、最後にはりきっていっちゃったよ」と思って見送っていたみたいだが、そうではなくて、こういう走り方でないと登りがこなせなかったから。それが証拠には4つ目くらいに表れた、どうみても登り切れない登り返しでは、ボトムで踏まずにさっさとゆるダンシングに切り替えて、喘ぐようにのぼったのだ。そうするうちに農道が大山道路と交差する橋が見えた!あそこに登ればあとは下りのはず。
で、気持ちよく下り、最後の鋭角コーナーに差し掛かる。ここで少し止まり2人を待つ。そして最後の細い道を下り、3人相次いでゴール。
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すでにゴールして温泉も済ませたU田君が笑顔で出迎えてくれた。なんとU田君、ショートの12位/80人の好成績だったとのこと。
ゴール時に計測担当の方から参加320名のちょうど真ん中だったと告げられた。ショートコースが80人ほどということだから、ロングの1/3位のところか。
距離は127km、Aveは25.6位だった。
あとは温泉で汗を流し、さわやかな風が吹くホテル前で、いただいたおにぎりを食べたりしながら、Kぶくんの到着を待つ。
しかしタイムアップの午後4時(7時間経過)を過ぎても表れない!弱点の膝痛が出たか?もしかして途中で走れなくなっているのかも?と心配していたが、数分でゴール地点に表れた。やはり膝痛で後半はそれをかばいながらの走行だったそう。お疲れ様でした。
Kぶ君も入浴を済ませ、帰途につく。とても疲れたが、とても楽しいイベントだった。
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自走分を入れて、占めて219km。多分2年ぶり位の200km越え。自走して行かなければ、もうすこしマシな走りができたかもしれないが、もともとサイクリングなので記録なんてどうでもいいのである。どちらかというと、最初はじけて後半ダメダメになったペース配分の悪さが問題。まあ、自分にとって”いつも通りの“問題点なのだが。
あと、敗因?の一つはギア。ゆっくり走るつもりで、39×23のローギア仕様で臨んでしまって大失敗。来年は青シャチ=36×25で参加だな。
そうそう、ファンライドの取材が入っていて、スタート前にそろいのジャージでチーム4人の写真を撮ってもらった。雑誌に載ったらミーハーにうれしいなあ。
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帰ってからは、K林さんも加わって焼肉で打ち上げ。肉が美味くて幸せ。でも疲れ過ぎていて、いつもなら軽く4〜5杯いける生中が2杯しか飲めなかった。
早々に解散し、あとは夢の中へ・・・。
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今日は仕事を定時で切り上げ、夕方走る。心拍をほぼ120以下に抑えた正しい回復走で河原往復25km。足重ー。でも終盤は回す感じが戻ってきた。