海から頂へ

ということで、昨日はモンベル主催の「第2回 皆生・大山 Sea To Summit」に参加してきた。
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このイベントは、まずカヤック日野川河口から皆生往復6km。次にそこから大山寺(博労座)まで自転車23.5km。最後に大山登山という、トライアスロンみたいなもの。ソロでもチームでも参加でき、チームは5人まで。職場の仲間で組んだ我がチームは、まず2人が2人乗りのカヤック。そこから自分を含む3人が自転車前半コースの大山スポーツセンターまで。そこから劇坂の自転車後半7kmはiTT一人で。博労座からは5人そろって頂上まで登山、という計画で臨む。
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朝6時半過ぎに博労座駐車場に車を置き、まずはスポーツセンターまで下る。何もしなくても75km/hくらい出て、小径車(今回は3号IDIOMを選んだ。目三角なレースじゃないし)だとチト怖い。スポセンからは3人で日野川河口までアップ走。
カヤックの出発が6:30で、乗るメンバーが「まあ1時間じゃムリ。1時間半みといてね」と言っていたので、余裕をみて7:35位に着くと、それから2〜3分くらいでもう着いてるじゃん!危ない、危うくリレーを待たせるところだった。
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チェックカードを受け継ぎ、3台そろってスタート。あとの2人のうち一人は日常的にそこそこ乗っているが、マシンはWレバーのビアンキ小径車。もう一人は自転車を持っていないのでしばらく貸してあげて、今回はiTTの2号FELTで。なのでペースを上げるわけにはいかない。後ろの様子に気を配りながら、自分の体感LSD下限あたりの強度で進む。白鳳高校の角を右折すると、いよいよ1つめのむぎばんだ坂。ビアンキ氏にはマイペースで先にいってもらい、FELT氏にギアチェンジのタイミングや、序盤がんばりすぎないことなどをアドバイスしながら着いて上がる。少し下るともう一坂。それを超えるころにはFELT氏はそろそろイッパイ。残る直線基調のの長い緩斜面をやはり励ましながら上っていく。
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スポセンまであと1kmほどになったので、先に行かせてもらい、通過チェックと水分補給を済ます。FELT氏の到着を確認して、残る7kmへと再スタート。序盤は7%位で、登山の分の力を残そうと全力2歩手前くらいで進む。だが徐々に勾配が増すとともに強度も上げてしまい、終盤、11%位が休み処なく続く辺りになるともうほぼ全力。ていうかそうじゃないと蛇行しそうだし。速度も10km/hをあっさりと切ってしまい、8km/h台を見ることも。やっと大山道路と合流しあと200m。結局へとへとで自転車ゴール。沿道の子ども連れの家族の応援でなんとかがんばれた、かな?
大山といえども今年は暑く、坂を上っている間にシューズは足を流れ落ちた汗で雨中走行したみたいに濡れてる。もちろん身につけているモノに乾いた処などないくらい汗でずぶ濡れ。
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上着と靴下を替え、トレッキングシューズに履き替えて、待っていた仲間と登山開始。
当然上り始めはまだ暑く、せっかく着替えた乾いた服もほどなくまたずぶ濡れ。おまけに坂アタック直後の登山は、覚悟していたよりキツく、足にすぐくる。結局最初に休憩を言い出したのは自分。ただ、長く休むと足が固まるのは知っているので、3分ほどで切り上げて出発。結局ほぼ毎合目で休憩することになった。マジで序盤は、いつリタイヤ宣言をしようかと考えていた位。汗もだだ漏れ状態で、全く涼しくない。ただ、仲間も疲れていたみたいで、自分の体が定常化して、このペースなら続けられる見通しがついた5合目以降は、逆に仲間を待つ格好になる場面も。
そしてこの頃にはシューズの中がまたチャプチャプと(形容ではない、マジです)水没状態に。首にかけたタオルも、休憩の度にジャーッと(これもマジで)絞ることができる。
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おっと、見たことのある顔が下ってきた!と思ったら、今回のゲスト、片山右京氏ではないですか。
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さすがに8合目の尾根に出る頃には風も涼しくなり、ガスって日差しが遮られたのも涼感を増してくれる。
ガスの切れ間から見える下界のパノラマはすごい。大山上るのって20年以上ぶりくらいだから。最後に上ったのは現サイクリングチームのK谷くんと、そのころのバイク仲間K下くんと3人でだったと思う。
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最後の木道を歩く頃にはまた元気が出て、歩調が軽くなる。そして5人そろって無事ゴール。
頂上で軽い食事を取り、記念写真を撮ったら早々に下り始める。下りも結構足に来るので、ムリせず休みながら下る。しかし長い。疲れたと言うよりは、いい加減足を運ぶのに飽きてくる。やっと博労座に帰り、すぐに最寄りの店(モンベルのとなり)で水分を補給し、ソフトクリームに舌鼓を打つ。うんみゃい。
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着替えたあとはイベント会場のテント下でまったりと休む。大山ハムの巨大ハンバーガー(ハム・バーガー?)を食べたりしながら。そのうちにモンベル社長と右京氏、大山町長によるトークショーが始まり、とりあえず聞く。
さて、お待ちかねの成績発表と豪華景品の抽選会・・・になるがiTTはここで時間切れ。最後まで残る仲間に別れを告げて帰途につく。
帰りの一人旅、疲れているはずなのになぜか眠くならなかったなあ・・。
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昨年のように快晴で、見晴らし抜群!でなかったのは残念だが、気持ちいい(けど苦しい)イベントを1日楽しむことができた。満足。
仲間のみんな、イベント役員の方々、主催者さん、ありがとうーー。
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今日は時間とともに筋肉痛が増してくる。オジサンなので明朝がピークか?果たして階段を下りることができる位で収まってくれるんだろうかと、ちょっと心配。
なので、今夜も定番コースで積極的回復走。ほんとうにゆるゆるで4往復20kmだけ。