負の連鎖

ということで、本日は龍マンさん主催の「スーパーヒルクライムin波賀」。
6時前に出発し、読み通り7時半過ぎに受付のフォレストステーション波賀に着く。
受付を済ませ、ラー台にマシンをセットし、まずは少し体を温める。
一度ストレッチして、もう少し強度を上げるか?と再び漕ぎ始めると雨がポツポツ。
やがて降りが強くなり、車の中に退散。そして本降りになってくる。
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DNSしようかどうしようか逡巡するが、走ることに決める。
本部近くで岡山のNaturalの方=つるさんのお仲間の方に声をかけていただく。が、その方はDNSとのこと。
スタート地点までの下りで体が冷えてしまうことが必至なので、早めに下ってスタート近くで走り、体を温めておきたいところ。だが、1本目のコースは知らない道(2本目は車で上がってきた道だから、こちらは判る)なので、主催の小野さんについて下る。
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小野さんは体が冷えないように、ブレーキを当てながらペダルを回し続けている。後続のことを考えて速度は抑えていらっしゃるが、フォームの安定感はさすが。
等と思いつつ下っていると、突然「パーン」という派手な音。そう、おいらの前輪から・・・orz。
はい、前輪バースト。小野さんにゆっくり下っていただいていたことと、幸い直線での発生だったので、前輪をゴトゴト言わせながらも無難に止まることができた。
直後に荷物運搬車が着いていたので、それにマシンごと乗せていただき、スタートまで下る。
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下ったらすぐにスタートということで、パンクを直しているヒマはない。
が、運搬車内にあったフロントホイールを使わせていただいても良いとのこと。
駄菓子菓子、それはカーボンホイール。アルミ用のブレーキではイケマセン。でもスタートからゴールまでは登りオンリーなのでフロントブレーキは一切使用しなくても行ける。なのでありがたく使わせていただくことに。
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そして体がしっかり冷えた状態でスタート。
参加は20数名。
ダッシュした先頭集団のケツにつけるが、500m位でジリッと離される。というより、自分のペースに整えるために自主的に遅れる。
集団はジリジリ離れていき。しばらくすると前には同じく集団からこぼれた方が。
この方はスタート前にもお話しし、前回の千種HCでもお会いしたモンベルの中のヒト。
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その背中を目標にさせていただくことにして踏ん張る・・つもりだが、踏ん張れない。
心拍は160弱で頭打ち。おいらのヒルクラ強度は通常170bpm前後。10以上も低いのでは話しにならない。
体感はかなり苦しく、ギリ感なのだが、とにかくこの強度から上がらない。そのせいで体も温まらないという悪循環。
モンベルさんの背中もちょっとずつ離れていく・・。
それでも耐えきってゴール。
タイムは26分丁度で、出力は257W。
今回、伊吹山が6位だったという選手も参戦していて、その方は19分台。前のモンベルさんからは丁度1分遅れだった。
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2本目に向けて、借り物ホイールで下るわけにはいかないので、準備していたスペアチューブでパンク修理に掛かる。
ポンプを借りて空気を入れていると、本日2回目の破裂音・・・orz*2。
1回目のバーストの際、ビードワイヤー(ケブラー?)がサイドウオールから少し剥離しているのが気にはなっていたのだが、スペアタイヤまでは持っていないのでそのまま組んでた。あとで見ると間違いなくその部分からチューブがはみ出したことによるバースト。
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これで心の糸が切れて2本目のDNSを決める。
車に戻り着替えて、本部にゼッケンを返しに行く。
スタート地点まで車で降りる頃には雨も止み、空が明るくなってきた。
皆さんの2本目のスタートを見届けて帰途につく。
途中で昼飯を食べて帰宅。地元も降ったみたいだが、昼には晴天になり路面も乾いている。
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レースでは結局20kmも走っていないので、燃え残ったものを燃やしにでることに。
お腹がこなれるまでの時間をとるため、G−ADV号を洗車したり、濡れた衣装を洗濯したり。
1時過ぎには1号リアクト&アリバジャージで家を出る。暖かく、半袖半パンの夏衣装で。
チーム練コースを選び走るが、レース強度のダメージもあり、ペースは上がらない。
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と、砂丘海岸道路で対向してきたのは同じくアリバジャージのH原くん。
帰る途中だったみたいだが、時間はあるので、とご一緒いただけることに。
まずはシチ山。前を行く彼の背中を追うことでまずまず強度を掛けることができた。
レースでは160行かなかった心拍が簡単に170を越える。なんだかなあ。
下りはいつも通り前で。でも大谷の平地でローテに出てくれたH原くんにあっさりツキギレ。おまけに間にダンプに入られてしまうが、そのダンプドラフトでなんとか追いつく。その後もH原くんの牽き主体で東浜へ。
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県境坂も背中を追って一応出し切った感。
ここで折り返し、岩井に抜ける道を喋りながらゆったり登る。
岩井からは向かい風でそれなりにローテしながら進むが、おいらの牽きは長続きしない。
シチ山の返しもそれまで牽いていたH原くんの背中にしがみつくのが精一杯。
下って海岸道路から観光街への登りも同じような感じで。
でも、2人になったおかげで互いに強度を保つことができたのでよかったと称え合う?
イヤほんと、おかげさまで意味のある練りになった!
距離56km。Ave27.9km/h、185W、138b。
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帰宅してからバーストした前輪を点検。
これが終わってしまったタイヤとチューブ2本。

貴重なコンチネンタル・スーパーソニックは、たぶん走行150km位でご臨終。
ラテックスチューブとブチルチューブも新品おろしたて。
ブチルチューブはまさに”爆発”した様子が判る花びら状の裂け目。
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だがこの負の連鎖、もちろん全て自分のせい。
まずは発端となった最初のバーストだが、写真の一番上左寄り、白いラテ・チューブに黒い直線状の汚れがあることから、組み込み時の噛み込みが原因なのは明白。前日の試走ではパンクしなかったが、本番で出た。
以前も若杉HCのスタート直前にバーストということがあったが、この「ラテックスチューブ噛み込みによる時限爆弾的バースト」はコワイ。なまじ素材に伸びに対する耐性があるために、時間を置いた後突然爆発するのだ。
今回は慎重に組んだつもりだったが、残念ながらミスっていた模様。
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ただ塞翁が馬なのは、前述のように1本目のコースを知っていたら、一人でハイペースで下っていたかもしれず、そうしたら下りのバーストで落車せずに旨く止まれたかどうか非常に怪しい。禍福は紙一重
とはいえ、自分の整備ミスで招いたバーストと、判断の甘さで再びやらかしたバースト。どうしようも無い。
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ミスと準備の悪さで招いた「良いレースができなかった」ことがとても悔やまれる。
が、終わったことは仕方がない。次は5月3日の同じく龍マンさん主催の千種HCの予定なので、今回の反省を生かして、出し切れたといえるレースができるようにしっかり準備しよう。