心臓手術と入院日記

7月27日(土)午後、入院。

/

翌28日(月)、9時から手術。内容は「僧帽弁形成術、メイズ手術、左心耳閉鎖術」。

「メイズ手術」というのは、不整脈や細動の原因となる電気信号伝達系を整えるもので、「心耳閉鎖」とは血栓発生の原因となる心臓内で血液が淀む部分を閉じてしまうものらしい。まず右の肺を縮ませて、意外にも左ではなく右の脇から肋骨の間に内視鏡を入れ、切開部分を最小限にして行われた。鼠径部から人工心肺を繋ぎ、心臓を2時間弱止めて弁漏れしてた僧帽弁の型を整える。

/

無事成功し、妻の顔を見たらしいけど、朦朧としていたのであまり記憶がない。ICU で過ごす最初の夜は寝つけずに、2晩くらいの長さに感じた。

/

切開した傷口や切り貼りした心臓の痛みや違和感は全く無く(これは本日に至るまでずっと)、29日(火)の夜は割と快眠。

/

しかし30日(水)は、肺の上部が息をすると痛む状態に。見立ては手術中の変な体勢にからくる神経痛。なのでこの夜は快眠できず。

/

傷口からは胸腔内の廃液を出すドレーンの管が出てるし、尿の管もある。左腕には動脈1本、静脈2本の点滴と、がんじがらめ。でもトイレは室内のポータブルを使って可能で、看護師さんにオムツを替えてもらうという羞恥プレイは免れた。

/

31日(木)は神経痛が引いて、まあ快眠。

しかし今度は8月1日(金)に、寝違えみたいな左首筋の酷い痛みが発生し、動く度にうめき声わ上げる始末。これは翌日まで続いたが、3日(日)には引いた。

/

4 日(月)の午前中に、ドレーン管や点滴が全てすっきり❗

翌5日(火)にやっと一般病棟に移動

/

昨日はバイク友達のM男君や教頭さんがお見舞いに来てくれて、順調に回復していることを伝える。

/

4日からはリハビリが始まったけど、最初は歩くだけ。昨日からエアロバイクも追加されたが、指定された40W、50rpmでは(踏んでいる感触がない&すぐに80rpm 以上に上がってしまうので)とても漕げない、と理学療法士さんを困らせてしまう。これだけ弱っていても、チャリ乗りは一般の人からみるとオカシイみたい。

ただ、そのとき言われたのは、これからも強度を上げた「トレーニング」は控えるように、ということ。どうやら一度ダメージを受けた心臓に引き続き負荷を掛け過ぎると、また悪くなってしまう可能性があるらしい。でも、今後の診査の度に計る心臓の状態の指標となる「血中Bnp 」の数値と相談しながら、運動強度を上げていくことは可能らしい。はてさて、どうなることやら。

/

傷痕もふさがって、先ほど10日ぶりのシャワー。

すんげー気持ちいい🎵

/

退院まであと少しの我慢だが、やっぱりタイクツ😑