鈴鹿、ちょっと自己嫌悪

土曜夕刻、サイクリングチームのKぶくんとK林さんを拾い、ファンカーゴで一路鈴鹿に向かう。順調に走行し、日付が変わる前に鈴鹿インターを下りた。
ETC料金表示画面には1000円でなく2100円と。あれ、なんで??
それよりも雨が路面が濡れるほど降っているのが気になる。市内に入ると止んで乾いていたが、レースは大丈夫なのか。
鈴鹿市内に入り、K林さんの弟さんの家へ行き、3時間ほど仮眠を取る。畳の上で寝られるだけでずいぶん違うので助かる。
明け方サーキットに入る。ショップのテントはシケイン付近だが、空にはかなり雲があり、雨が心配なので仮にピットに陣取る。朝一のレースに備えiTTは早速ローラー開始。いつものようにゆっくり上げて、数分間ソリア以上の強度をかけてゆっくり落とす。しめて25分。
マスターズ40+の1組は7:30スタート。並んでいるとなぜか同じゼッケンナンバーの人が!しまった、後のレースのゼッケンと間違えていた。あわてて戻り自転車とジャージのゼッケンを取り替える。いつものようにショップのテントを本拠地にしていたら間に合わなかったと思う。昨日(パンクで)悪運をはき出していた甲斐があったのか?(どこまでもポジティブ思考なオレ)
そんなこんなで、違う意味でドキドキが止まらないままスタート。天候は曇りで暑くなく、走りやすいコンディション。
昨年は途中で先頭に出てみて失敗したので、今年は30位前後の位置で展開。やはり今年も途中で落車があったが、集団の反対側だったので影響なし。そのまま最終局面に入るが、闘争心が足りない。最終コーナーを回る内側の集団に食い込んで行くことができず、少し空いた外側を回る。その分遅れを取ったのに加え、人がまばらなためうまくゴール前まで運んでくれそうな人の番手に付くこともできず、前に30人以上の選手を見ながらへたれスプリントでゴール。
<言い訳>
いくつかの大けがをしたiTTは、家族的にも仕事的にも、ちょっともう大けがはできない状況にある。加えて筋肉が無く関節むき出しに近い右肩は、はげしく打つとどんなコワレ方をするかわからない。(レース時は簡易プロテクターを着けているが)バイクレースをやっていた頃はイケイケで無茶もやっていたが、さすがに弱気にならざるを得ない。
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こんな状態で落車の危険が結構多い鈴鹿のレースにエントリーを続けるのはさすがにやばいと思い始めたし、弱気で着を取りにいけないのに参戦する意味があるのか?という気もする。なので、来年以降の参加については一考の余地あり。
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次のレースはオープン2(5周)。3周のオープン1と間違えてエントリーしたもの。
マスターズで露見した自らの闘争心のなさにくじけて、目標を「先頭集団ゴール」として、集団後方の安全地帯でついて行くという寂しい戦略で走り始める。
が、天はそんな弱虫を許してくれるはずもなく、2周目シケイン後の直線で、少し前方での落車発生。数人が横に広がる形で転けたので、逃げ場がなくフルブレーキング。幸い衝突直前で止まるが、ここで一度完全停止。あわてて走り出すが、集団はすでに100mは前方。なんとか追いつこうと必死で回し、少し距離を詰めたが、スプーンの上りからは前とペースが変わらず、次のコーナーに入る頃にはこちらのブースター燃料切れで追いつけず。まあ、最初から無理なんだけど。
あとはほぼ単独走で精一杯のペースで走る。時折前から降ってくる人を抜くと、後ろに着かれるので、何人かを引っ張って走ることもしばしば。きつくなって合図すると、そのうち2人くらいの若者は無理して前を牽いてくれる。ちょっと休ませてもらいまた前を長く牽く、ということを繰り返しながら周回を進めていたが、そのがんばりも4周目までしか保たず。最終周に入る頃には攣り気配で踏めなくなる。若者達に「もう踏めないので、先に行ってー」と促し、あとはよろよろ。最終コーナーでなぜか元気のいい10名ほどの集団に抜かれつつゴール。中位以下に沈んだが、全力で走った距離が長かったので、変な充実感があった。
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あとはショップを物色する。あらかたのモノをそろえたのであまり物欲を刺激されず、サイクリングチームの仲間に激安小径タイヤを買い、消耗品のバーテープの安いモノを自分用に買ったのみ。
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今年の国際には別府フミユキ選手が出場するので、見てみたい気もしたが、明日の仕事に疲れを引きずりたくないので、早々に会場を後にする。帰りにK林弟さん宅にもう一度寄り、シャワーを使わせてもらい、クーラーの効いた部屋でしばしくつろぐ。ああ、幸せ・・・。そのまま昼寝をしてしまいたい位だったのだが、それでは意味が無いので帰途につく。オープン2のレース前から日差しが戻っていて、このころにはもう景色は夏色。遠くに入道雲も見える。市街を抜けるまでの渋滞には辟易したが、その後の帰途は渋滞に遭うこともなく順調に進む。昨年は出回っていなかった赤福もちも復活し、SAでふつうにおみやげを買うことができ一安心(妻のリクエストなの)。
予想より早く、7時には帰宅できた。
参加したみなさん、お疲れ様でした。