機材いじり倒しても、攣れば一緒

さて今日はいよいよ上山高原ヒルクライム当日。早く目が覚めたので、まずは河川敷を3号で目覚ましライド12km。
用意して、竹内師匠を乗せてレース受付のコミュニティセンターに向かう。と、中ノ郷の手前で自走で現地に向かうo-tsukaさんを発見。
一昨年はスタートに遅刻した彼だが、今回は大丈夫かしらん?
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現地に着くと、hayashiさんやY本さん、H原君がすでに先着。倉吉のhilohiloさん、kikohshiさん(はじめまして)ともご挨拶。
受付をして、とりあえずローラーを準備しアップにかかる。朝から暑く、すぐに汗がぽたぽた。まあ、早春の広島でも汗がぽたぽただったので、いちがいに気候のせいだともいえないが。一度心拍90%ちょっとまで上げて、ゆっくり落とすとちょうど開会式の時間。
開会式後はY本さんにご紹介いただいて、Sholow'sの皆さんともご挨拶。
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スタート地点の化石昆虫館まで下り、チャレンジ(ヒルクラ体験組)、初級者とスタートし、いよいよ自分の中級者クラスのスタート。暑さのためか、みなさん建物の日陰から余り出てこない。しかたなく割と前に位置してスタート。緩斜面の序盤は他の方の後ろに着いて2番手で。ほどなくT内師匠が積極的に前を牽く。牽かせっぱなしじゃあなんだなあ、ということで、一度先頭に出て風圧を分担。鋭角のターンには2番手で入るが、最初からそんなに上げられないので、ほどなくだだ抜かれ。少し前にT内師匠を見ながら心拍をチェックするが、保つ予定の170弱より高い170-175あたりで推移。過去のデータからすると、このままでは30分くらいしか保たないと判っているのだが、心肺も足も苦しくないので、その強度をキープして、ほぼイーブンペースで序盤を走る。一度T内師匠に追いすがったが、その後じりじりと離される。そのうち弟子2号のH原君にも抜かれ、やはりじりじりと離される。それでも前から落ちてきた何人かを抜き、このまま行ければまずまずのタイムか?と思っていたが、世の中そんなに甘くない。
「自分は170以上の心拍強度を続けると、30分過ぎて必ず攣る」というセオリーは健在で、7km過ぎあたりから足の感触がイマイチになってくる。微妙に強度を落とし、心拍168あたりにすると、先行するH原くんに離されるスピードが増すが仕方ない。勾配の変化を繰り返す中で、9km過ぎの斜度が上がるところでついに来ました足攣り。しかも一カ所が攣るとほかの場所にも波及。止まって倒れないようにするのが精一杯。片足の裏表ともう一方の大腿四頭筋(の内転筋)を攣ってしまい。足を伸ばしても曲げても苦しいので、トップチューブにまたがって姿勢で悶絶し、ひたすら攣りの波が通り過ぎるのを待つ。10分くらいはそのまま耐えて、なんとか通り過ぎたがとても走れる状態ではない。している間にo-tsukaさんが声を掛けてくれる。
少しして仕方なく自転車を押して歩き始める。だが300m位歩いたところで、また攣る。今度は自転車を倒して、自分も地面に座り込んでやり過ごそうとするが、かえって攣った状態を流すことができなくなり、また悶絶して10分以上。むこうずねも攣る。脱水も原因のようだが、1.3L積んででたキャメルバックももう空。するとハートビートカンパニーの方(表彰式で理事長さんであることが判明)に止まって声を掛けていただき、ドリンクの入ったボトルを置いていただいた。もう感謝感謝である。
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しかしそのときの問答にちょっとした疑問が。「どうしました?」「攣っただけです」「少し待てば、”だっかい”して骨からカルシウムやマグネシウムが供給されて回復するからがんばって」とアドバイスを頂いたのだが、みなさん、この”だっかい”ってわかります?
実はiTTは生物学に関係した仕事もしているし、運動生理学も自転車トレのために勉強しているので、この言葉が”脱灰”=血液中に不足した上記のミネラル分が、ゆるやかに骨の成分から供給されることと理解できた。(これらのアルカリ・アルカリ土類金属を”灰分”といい、それが骨から抜け出すから”脱灰”)でも一般ピープルには判らないと思うんですけど・・・もしや私の職業を一目で見抜かれたとか?・・・無いか・・・。
で、HBRさんのHPで確かめてみると、理事長さんのお仕事は薬局。どうりで。
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閑題休話、その場でまた波が通り過ぎるのを待ち、急斜面を歩き、緩斜面でちょっとこいで、またまたとまっていると、今度は高垣店長のマーシャル軽トラに止まっていただく。その場でドリンクを供給していただき、500ccを一気飲み。これで元気が出て、その後の坂もなんとかクリアして、やっとの思いで12時になる前にゴール。
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タイムはもうどうしようもない1時間47分台。まあ、軽く40分以上止まっていたから仕方ない。
でも遅れたために、頂上でゆっくりと話したかったSholow'sのみなさんやhilohiloさんやkikohshiさんとロクに話せなかったのが残念。
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H原君は55分ちょっとと、ほぼ目標通り。
Sholow'sの皆さんもだいたい読み通り。
T内師匠は練習してないといいながらさすがのタイム。
hayashiさんは惜しくも目標の50分切りに届かず。
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でもなんといっても今日は自分の体たらくぶりだろう。
さあ、今日も敗軍の将、語りまくってみましょう!
1.なにより最後まで保つはずのない心拍強度と判っていながら、なぜゆるめることができなかったのか!このバカさ加減が治らない。
 妙に調子が良くて、足にも心拍にもあまりきつさを感じなかったことが完全に裏目に出た。
2.自分の発汗量を甘く見過ぎ。キャメルの1.3Lでは半分しか保たない。来年はキャメル+ダブルボトルでいくべし!ヒルクラなら時速2.5Lだな。
3.大きく攣ってしまえば、機材の軽量化なんて何の話し??ってこと。
4.薬(コムレケア)は完全に気休め。というより、これを飲んでいた為に、攣るときに一気にきたかも?
 使い方は難しいかもしれない。
5.クロスレシオ&最大27Tギアには助けられた。欲を言えば、もう一枚低いギアがあってもいい。(ロードなら28Tまでしかないけど) 
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参加された皆さん、お疲れ様でした。
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追記:下山途中で救急車やレスキューが出ていた。参加者のお一人が途中で倒れられたそう。
 あとでニュースを見たら、ヘリで搬送されたが、亡くなられたらしい。
 謹んでご冥福をお祈りします。