鳥取マラソン2018

そしていよいよ今日を迎えた。
6時に起きてゆるゆる過ごしてから、妻にクルマで観光街入り口まで送ってもらう。
歩いてスタート集合に向かう途中、観光街駐車場に集う応援チャリ部隊の仲間に一声掛ける。オアシス広場では人が多すぎて知り合いを見つけることはできず。
アップしても疲れるだけと思って、ジョグしたりはせず、直前まで待って荷物預け。
そして最後のトイレを済ませ、スタート整列に向かう。目標タイム毎にプラカードがあるので、「4h〜4H30m」のグループに並ぶ。4時間半を切れる自信はほぼないのだが、ちゃんと”目標”タイムと書いてあるのでまあいいだろう。
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並ぶ少し前から小雨がポツポツ。風も吹いて寒いが、人混みの中なので耐えられる範囲。
かるく足踏みをしつつ体を温め始めて号砲を待つ。
号砲が鳴ってもまだ周囲は動かない。しばらくして動き始め、スタートラインを超えたのは2分半以上過ぎてから。
まあチップでネットタイムが計測されるのでOK。
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観光街を抜けるあたりまでは自分が居るあたりの集団のペースで進むしかない。
砂丘トンネルからの下りはバンバン走って四頭筋を使いすぎないように自重して。
5kmの第1エイドで水とスポドリを取ってしっかり水分補給。試走の時と違って5kmごとに確実に水分を摂れるのはうれしい。
北園を抜けるところでカメラマンどりさんに写真を撮ってもらう。
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そのままほぼペース変動無く、市街地を抜けて国府まで進む。混雑した最初の1kmが7分だった以降はキロラップ6分ちょうど位で安定して刻むことができている。
所々で応援する知り合いの姿を見つけて声を掛ける。そのたびにやる気が湧いてくるようでうれしい。
M田坂のピークにはM田夫妻の姿が。ハイタッチして先に進む。
若葉台に向かう微登りは唯一試走で走っていない区間。だらだら登りがけっこう効く。
上りきりの若葉台入口交差点には元バイク仲間のT田さんの姿が。彼もエントリーしていたが体調を崩してDNSとのことで一緒に走れず残念!
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そのままのペースでハーフ距離は超えたのだが、直後の南栄町へ向かう大きな下りの衝撃が足に厳しかったのか、下りきった広岡牧場分岐の交差点を過ぎたところで左足のハムが攣る。ガードレールに手を掛けて足を伸ばすと、幸い15秒ほどで回復。そのシーンをこれも元バイク仲間のMAKIくんにしっかり見られてしまう。
あわてて塩サプリと2−RUNを飲んで、ゆっくりペースで走り出す。
次の南栄町の曲がり角にはまたまた元バイク仲間のヨッシー夫妻も居るし。
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攣りダメージとまた攣らないか?という恐怖でここからペースが落ちる。
北風なので、さいわい円通寺橋までは追い風。そうこうするうちに攣った部分のハリ感も収束してほっと一息。
円通寺橋を渡るとすぐに次のエイド。
ここ以降のエイドでは必ず水1,スポドリ1,コーラ1、あれば梅干しを摂るようにする。
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足はかなりきつくなってきて、このあたりからときおり50mほどの速歩を入れて足をリフレッシュするようにした。
いわゆる「歩かなかったという完走」はあきらめてしまったが、劇攣りで撃沈よりマシと判断。
長谷線に入ってほどなく、「やっと追いついたー」とクワトロNさんが軽快な足取りで抜いていく。
悔しいがそのペースに合わせる力がもうない・・。
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それからも同じような調子でひたすら進む。長谷線途中のエイドでは同僚二人の姿が。またまた元気づけられた。
そして次の難関は立見峠。消耗している体にはきびしく、くやしいけどほとんど歩いてしまう。
そして下りはさらに太ももに厳しい。
あとは野坂街道を下って国体道路を1kmあまりでゴール。
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残り全部歩いても最低限の目標の5時間切りはできると思うと、そうしようかという弱気な誘惑が頭をもたげる。
だが、周りも頑張っているのでやるしかない。ただ、残りすべてを走り続けるほど余力がないので、同様に短い歩きを挟み、足と呼吸を落ち着けてまた走り始める、というパターンを繰り返す。
最後の坂も歩く気満々だったが、苦しくてもあと数百メートルだ!と思い直して走ってクリア。そして若干スパートしてゴール!!
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陸上部高校生に完走タオルを掛けてもらい、走り切れた喜びをかみしめる(ってほど大げさじゃないけど)。
出口近くですでにゴールしたクワトロNさんと出会い、健闘をたたえ合う。抜かれてから10分近く離されたみたい。
完走証をもらい、飲食ブースをうろついていると会長に声を掛けられる。H原くんにも遭遇。
みなさん、お疲れ様でした。
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記録はグロスで4時間44分8秒。ネットで4時間41分28秒。
目標はあわよくば4時間半切り、悪くとも5時間切りだったので、ちょうどその中間くらいってことはまあ狙い通りと言えるか?
やはり前半、実力よりもハイペースでいったのが敗因?事実クワトロNさんはハーフをおいらより8分ゆっくりで入って、全体をイーブンに近いペースで走っている。
完走はしたものの、のべ2kmくらい歩いたのは、悔しくて残念。
でもまあ、走り始めたのが正月でのべ150kmほどしか練習で走ってない&大学卒業以来10km以上走ったことなかったところから始めたという状態での参戦だから、悔しい思う方がおかしいかも。
やっぱり来年も参戦してリベンジかなあ?
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昨日のうちに競技場に置いておいたIDIOM号にまたがり帰途につく。
足はぼろぼろなのに自転車を漕ぐのはそんなに支障ないのが不思議。
だが、帰宅後もうまくしゃがめず、風呂のイスに座るのもキツい(笑)。
今はうれしさと悔しさを反芻しながら心地よく飲んでいるところ。